おすすめの本(価値観の明確化、キャリア戦略、面接スキルアップ、脳科学と行動、仕事論)

だんだん日が長くなってきて、あちらこちらで梅も満開、春の訪れを感じるこの頃です。

皆様お元気ですか?

更新がおくれてしまいましたが、今日は転職活動前の方針や、仕事についての価値観を考えるとき、そして、活動中に様々な選択肢を検討していくときにも、読んでおくと参考になる、超主観一本のおすすめの本をご紹介します。 ピンとくるものがあったら、読んでみてください。

 

転職の方向性を考えたい、価値観をみなおしたい—

「イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ」

クレイトン・M・クリステンセン著, ジェームズ・アルワース (著), カレン・ディロン (著), 櫻井 祐子  (翻訳) (原題:How Will You Measure Your Life?)翔泳社 2012年

 

おすすめコメント:人生の中で仕事の価値観を問う。トップティアといわれる大学で学び、トップティアといわれる企業に働いてきたが、人生に求めることと何かが違うと違和感を感じているかた、人の評価がどうしても気になってしまうというかたにおすすめ。

 

非常識な成功法則」神田昌典  (著) フォレスト出版 2011年

おすすめコメント:キャリアを転換するとき、何を得るかと共に何を捨てるかにフォーカスし、論理的に、どのようにゴールキャリアにたどり着くかの戦略や方法を説く。実用的かつ、精神論、価値観の明確化にもふれたバランスが絶妙です。

 

ライフキャリアの戦略をどう考えたらわからない—

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) リンダ グラットン, アンドリュー スコット 他 週刊東洋経済編集部発行 2016年

 

おすすめコメント:平均寿命が20年も伸びているからこそ、これまでの終身雇用、リタヤメントの観念を変えなくてはならない、生涯キャリアを人生のフェーズに応じて職業を柔軟に変化させることを戦略的に考える、実例を多く紹介した著作。特に大企業で勤務して、何かをかえなくてはと考えているかたには、参考になると思います。

 

「仕事選びのアートとサイエンス~不確実な時代の天職探し」 山口周 光文社新書 2019年

おすすめコメント:実際に色々行動してトライしてこそみえてくる、やってみないとわからない転職の側面を筆者の実体験を基に具体的に描かれていて疑似体験できる感覚です。本書で描かれる現在の転職業界構造のマイナス点には共感します、業界のマイナス点に振り回されないないで転職活動を行うにも参考にもなります。キャリア戦略HOWTO本とは異なり、これを読んだから天職のみつけかたがわかるということではなく、随所に筆者の体験に基づいた深い洞察が盛り込まれていて、プロセスこそが大事という温かいメッセージがあり、職を変えることに悩む読者の心にささる文章があるのではないでしょうか。

 

面接のスキルを学びたい—

「MBA式面接プレゼンテーション術」シェル・リアン  (著), 朝尾 直太 (翻訳) 英治出版

おすすめコメント:面接のときの質問とそれに答える際のポイントが分かりやすく説明されています。よくありがちな参考例だけの本ではなくポイントの説明に多くのページを使っていることが特徴で、実際の面接での応用がきく点で、優れた本です。

 

起業を考えているかたに—

「ビジョナリービジネス」マーク・アレン  総合法令 2007年発行

おすすめコメント:スモールビジネスから起業しようかと思っているかたにおすすめ。エンジェル起業家が、若い起業家を指南していくストーリー展開。実務面もありますが精神論中心。ロングセラー。

 

「Hard Things」ベン・ホロウィッツ (著), 小澤隆生 (その他), 滑川海彦、高橋信夫 (翻訳) 日経BP 2015年

おすすめコメント:シリコンバレー起業家(現在はventure capitalist)の実話。失敗も成功も赤裸々に語られている。これからIT起業したい若いかたにおすすめ。熱がこもったストーリー展開で一気に読めてしまう本です。

 

ゴールは決めている、成し遂げるため、成長を続けるために読みたい本–

「The Success Principles(TM) – 10th Anniversary Edition: How to Get from Where You Are to Where You Want to Be 」(英語)  Jack Canfield (著), Janet Switzer  (著) William Morrow Paperbacks; Anniversary版 2015

おすすめコメント:米国で80年代に一番売れたミリオンセラー「Chicken Soup for the Soul」の著者が20年前からコーチングをはじめ、現在はサクセスコーチの筆者が、100以上の成功に必要な原則を説く。日本語版もあるが、英語版の最新版はデジタル時代のマーケティング戦略も入ったUPDATEDな内容となっている。

 

脳科学と心、体をコントロールしゴールに近づく行動を起こすために—

INNERCISE: The New Science to Unlock Your Brain’s Hidden Power」 (English Edition)

John Assaraf, Waterside Press, 2018

おすすめコメント:脳の構造、性質を論理的に説明、それを利用していく方法を章ごとのテーマで説明しています。感情にぶれず、行動するための手法が沢山掲載されています。REFERENCEされている脳科学の本を読むのもおすすめ。

 

生きがいや下積み時期で仕事の意味を改めて考えているーーー

「生き方」 稲盛和夫 サンマーク出版 2004年

おすすめコメント:ロングミリオンセラー。明確な仕事、人生の指針を示してくれる、そして人間味あふれた温かく励まされる本です。

 

「人は仕事を通じて幸福になる」 ジョシュア・ハルバースタム(著) 桜田直美(訳)ディスカバー・トェンティワン 出版 2003年

おすすめコメント:著者は哲学者&マーケティング、マネジメントビジネスコンサルタント。仕事を楽しむ、あなたの目指す成功とは何?仕事と人生に自信をもつために、創造活動等、20年近く前に書かれたとは思えない、副業あり、在宅勤務、リモートありと外部環境が激変した今でも大事な普遍的な問いかけをしてくれる本です。正社員でないかた、契約社員派遣社員などどんな働きかたであろうと重要な心構えが説かれています。